再び蘭世が主人公に!おすすめ漫画「ときめきトゥナイト それから」
2022/3/26に「ときめきトゥナイト それから 1 」が発売されました。
電子は前日からの発売です。偶然当日に気づいて読んでから熱が止まらないうえに、旧作を無料で途中まで読めることに気付いたのでお知らせしたく記事にしておきます。
この熱が誰かに移りますように。
「ときめきトゥナイト」とは
池野恋の「ときめきトゥナイト」。「りぼん」愛読者を始め、30~40代以降にはなじみがありすぎる漫画でしょう。(上記は新装版12冊セット)
説明が必要ですか?いらないですよね?……と思うほどにメジャーな漫画です。初出は40年前。当時アニメ化もされ、連載誌だった「りぼん」以外に総集編のような雑誌も出ていました。私が手に入れたのは、その総集編です。そこから40年。
主人公を変えながら、ずっと続いてきたのが「ときめきトゥナイト」です。
第一部は蘭世と俊、第二部は蘭世の弟である鈴世となるみ、第三部は蘭世の娘である愛良と開陸の物語。
読みすぎて、第一部なら通しで何も見ず相当細かくあらすじを書ける自信があります。
個人的には蘭世が一番好きです。無償の愛そのもの。ただひたすらに強く強く、愛情深く生きる姿が眩しく思えます。
ときめきトゥナイト第一部あらすじ
あらすじが必要だろうか、とは思いますが、なんとなく記憶だけを頼りにあらすじを書いてみましょう。
江藤蘭世は、吸血鬼の望里(モーリ)と狼女の椎羅(シーラ)を両親に持つ魔族の女の子!家の中で育ってきた蘭世は、ついに中学校に行けることに。そして蘭世は中学で知り合った、真壁俊という男の子に恋をします。ライバルである俊の幼馴染・神谷さんと大騒ぎしながら過ごす蘭世でしたが、やがて真壁くんが魔界の王子様だということが判明し……。
そう、人間だと思っていた真壁くんは魔界の王子様なのです。つまり蘭世と同じ。
魔界人は永遠の命を持つ存在。「人間との恋は不可」という状況から、話は大きく変わります。
第一部初期はファンタスティックなラブコメディー。しかし途中からは少し話がシリアスに。ここからが最高に没入できる部分。
「ときめきトゥナイト」おすすめは第一部
年数が経過しているため、ちょっと懐かしい部分も当然あります。でも初恋のかわいらしさ、尊さは今読んでも変わりません。単行本がぼろぼろになったため文庫版に買い換えましたが、未だに手放せずにいます。
個人的なおすすめは第一部です。やはり蘭世。ただしリアルタイムで読んでいた人たちは、自分の世代の主人公に共感しやすいのではないでしょうか。なるみが一番な世代もあれば、愛良が好きな人もいるはず。
今でこそシュールな漫画もグロテスクな漫画も読む私ですが、原点はやはり「ときめきトゥナイト」なので抜け出せなくなります。人生で2つめに読んだ漫画です。
青春の傍らにいてくれた漫画で、慰めや励ましや癒やしや支えとなっている作品です。
世代の違いもあるため、いまの10代にはどう感じるか分かりません。しかしこの真っ直ぐで優しいストーリーは、誰にでも不安なくおすすめできます。
「ときめきトゥナイト それから」とは
当時ハマっていた人には強くおすすめ。とりあえず読んでほしい。
この「ときめきトゥナイト それから」を読んでから熱が冷めなくて仕方ないので、落ち着かせるために急遽記事を書いています。過去一の熱量で。電子書籍だけでなく紙まで購入しました。もともと全巻集めているのです。
あらすじは書きません。ぜひ当時ハマっていた人が最初から楽しんでいただければと思います。不親切な記事にはなりますが、ほとぼりが冷めた頃にでも追加しておきます。本記事ではネタバレを避けます。1ページごとわくわくする気持ちが懐かしくて良かったです。
「ときめきトゥナイト それから」の主人公は、再び蘭世。これまでも番外編で蘭世が主人公だったことはありました。しかし連載です。
40歳を超え、息子の卓とココ姫のあいだに孫も生まれてからの物語。40を超えてもなお、蘭世は俊やアロン、サンドたちに愛され守られています。そもそもけっして弱い子ではないのですが……。
当時ハマった人なら、きっと分かってくれるでしょう。今もまだ蘭世は尊い存在でした。ときどき見せる俊の溺愛っぷりも最高です。
子どもの頃まさかこんなに長くこの作品と付き合うことになるとは思いませんでした。
未完のまま終わる物語が多い中で、こうやって一緒に年を取っていけることを光栄に感じます。
40周年ということもあってのストーリーのようです。各社試し読みも長めに用意していますので、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
まだストーリーには続きがある様子。とても楽しみです。
「ときめきトゥナイト」読み返しをおすすめ
世代の皆さんには旧作の読み返しをおすすめします。やはり「良い」ものは何十年経っても良いです。まだ3月の仕事が終わっていない身。こんなことをしている場合ではありません。
しかし文字にして頭から抜かないとどうにもならない感じであったため、記事にしておきます。
思い返せば中学時代、あまりにもストーリーに熱くなりすぎてテスト勉強ができず、とてつもなく低い点数を叩き出したこともありました。それから30年近くたっているのですが、まだ同じことをしている自分に対し、呆れつつも嬉しく感じます。
勢いだけで書きました。でも同世代には伝わると思うのです。きらきら輝くような気持ちで次のお話を待っていたころの記憶を持っている人になら。
この熱が誰かに伝わりますように。
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