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パニック障害患者がコロナウイルスワクチン接種(1回目)をした感想

パニック障害患者がコロナウイルスワクチン接種(1回目)をした感想

パニック障害持ちの皆様いかがお過ごしでしょうか。症状には個人差があるとはいえ、発症後に注射が苦手になったかたもいらっしゃいますよね。接種を止めるつもりも促すつもりもありませんが、パニック障害が原因でワクチン接種を悩む人もいるでしょう。

そこでパニック障害持ちの私が、コロナウイルスのワクチン接種前にしたことや、接種の感想を紹介します。

「注射が苦手」だと感じるかたに使えるかもしれない技も併せて紹介しますので、最後まで読んでみてくださいね。

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コロナウイルスのワクチン接種(1回目)

パニック障害患者がコロナウイルスワクチン接種(1回目)をした感想

私はワクチン接種について肯定派でも否定派でもありません。喘息持ちであるため、リスク軽減を考えての接種です。「数年後への影響が分からない」という話は理解しています。しかし明日転んで死ぬかもしれないのが、現実世界。自分で出来る対策をするというスタンスであるため、ワクチン接種をしました。

まずは接種当日までの流れを振り返ってみます。

1.接種の案内が届き接種を予約

7月下旬に接種の案内が自治体から来ました。基礎疾患(喘息)があるため、優先接種の対象です。通常通り集団接種を受けることも可能でした。フリーランスであるため日付は調整可能。しかし私は集団接種に抵抗が。というのも前述の通り、私はパニック障害があるため「逃げられない」という状況が怖いからです。発症当時なら1人で接種に行くのは難しかったかもしれません。

カルテがないと個人病院での接種は不可。そこで喘息での通院を接種先に変えたらどうだろう、と考えて役所に相談。許可が出たので、予約しました。ただし対応は自治体で違うはずです。

「かかりつけ医を近所に変えたい」というのは以前から考えていたことでした。接種の数日前に病院に行き、相談。すると「重症の喘息患者には対応出来ない」と断られたのです。ただしワクチン接種はしてもらえることになりました。

2.接種後に休めるよう仕事を調整

体力がないため接種後2日は休めるよう仕事を調整。1回目・2回目の日付を全クライアントに連絡。といってもその段階で納期が重なるものはなかったので、新たな依頼を想定しての対応です。1~2日レスポンスが悪い可能性があるため、事前にお知らせしました。

接種日は8月6日。その日に納品予定だった記事が全件終わったのが朝の10時。10時~14時まで仮眠して、いざ病院へ。

3.病院でワクチン接種

15時30分の予約でしたが、比較的混雑していたので、実際の接種は16時ごろ。直前になり案の定怖くなりました。仕方ないので看護師さんに話しかけて気を紛らわせての接種。安定剤など頓服は使用せず。

注射自体は、まったく痛みは感じませんでした。説明しづらいのですが、注射による痛み自体は平気なのです。注射をするという行為が怖いだけで。今回はスツールではなく大きな椅子だったので、逃げられないような印象がありました。

注射が苦手な人におすすめの技

小技ですがパニック障害に限らず注射が苦手なら、接種のタイミングで違うことに集中すると気が紛れる可能性があります。うまくいけば恐怖心が和らぐでしょう。

例えば、時計の秒針を見る・ホワイトボードに書かれている文字を読む・ポスターを見る・目の前にある注射器の本数を数える・話をする、など。

今回は看護師さんに「注射痛かった?」と聞きました。返事は覚えていませんが、おかげで怖さは和らぎ、痛みは感じませんでした。

個人差はあるかと思いますが、他の何かに集中すると恐怖が和らぐ可能性があるのでおすすめです。

4.接種後に病院で様子見

接種後は診察室廊下で15分、待合室で15分の「待機」。特に何もなく終了。他にも数人ワクチン接種後と思われる人がいましたが、そのまま終わったようです。

耳の手術である「鼓室形成術」について紹介した記事もありますので、併せてごらんください。⇒【体験談】鼓室形成術とは?手術後の経過や痛みなどをくわしく紹介

ワクチン接種(1回目)から24時間での変化

ワクチン接種(1回目)から24時間での変化

接種後24時間での変化を紹介します。繰り返しになりますが個人差があると考えられます。あくまで私の例です。

  • 17時……帰宅して夕食を取り就寝。
  • 22時30分……倦怠感あり。腕が上げづらくなる。熱はなし。
  • 1時20分……再度就寝。
  • 2時20分……体温が36.9度に上昇。倦怠感あり。
  • 6時30分……全身が筋肉痛のような痛み。動けず。熱はなし。倦怠感あり。
  • 10時20分……接種箇所に痛み。全身に痛み。熱はなし。倦怠感あり。
  • 14時30分……同上。

ワクチン接種に備えて購入したもの

ワクチン接種に備えて購入したもの

副反応による発熱に備えて購入したのは以下の2つです。

  • アクエリアス
  • 熱さまシート

解熱鎮痛剤は、かかりつけ医で処方されているものを使いました。処方されているのはアセトアミノフェンを含む合成顆粒です。そもそもあまり熱が上がらないのは「偏頭痛のために解熱鎮痛剤を飲んでいるからかもしれない」と気付きました。深夜に熱が出たのは、薬が切れたのが原因かもしれません。

熱さまシートで冷凍庫で冷やせるタイプがあると知り、そちらも購入。いまのところ使わずに済んでいます。

ワクチン接種(1回目)の感想

ワクチン接種(1回目)の感想

「仕事しようと思えばできるけど何もしたくならない」という程度の倦怠感が続いています。本当に話に聞いていた通りだったなというのが正直な感想です。それ以上でも以下でもなく。

私はインフルエンザのワクチン接種ができません。接種後にインフルエンザの症状が出るからです。妹も母親も同じ体質です。今回のワクチンはインフルエンザとは仕組みが違うとのことなので接種しました。2回目は副反応がきついと聞いています。どちらかといえば現在は2回目の副反応が気になります。

パニック障害を発症してから何年も経過しているせいか、強い恐怖は注射直前に感じた程度でした。普段喘息や腰痛で注射をする頻度が高いからかもしれません。整形外科でお尻に注射を打つのよりは怖くないし痛くない、と感じました。しかし怖さや痛さには個人差があるため、どう感じるかは人それぞれでしょう。

前述の通り、私はワクチンに対して肯定派でも否定派でもありません。しかしながら可能な対策は取りたいと考えています。以前と完全に同じ生活を取り戻すことは難しいのかもしれません。それでも元通り不安なく過ごせる日が来ることを心から願っています。

副反応については厚生労働省のホームページで紹介されています。「感染症専門医が解説! 分かってきたワクチンの効果と副反応」というページがありますので、興味があったらチェックしてみてください。⇒厚生労働省:感染症専門医が解説! 分かってきたワクチンの効果と副反応